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基礎知識

M&A後の専門家費用を半額に!PMI補助金やさしく解説

M'sCloud編集部2026/7/287

こんなお悩みありませんか?

「会社を譲り受けたのはいいけれど、その後どう経営をまとめていけばいいのかわからない」 「専門家に相談したいけど、費用が気になって踏み出せない」 「補助金って聞いたことはあるけど、何だか難しそう…」

そんなお悩み、ありませんか?

実は、M&Aの“その後”を支えるための補助金があるんです。今回は、初めての方にもわかるように、できるだけやさしくお話ししていきますね。

「PMI専門家活用類型」ってどんな補助金?

まずは名前から。長くてちょっと身構えてしまいますが、ひとつずつ分解すれば大丈夫です。

  • PMI(ピーエムアイ)…M&Aの後に、組織や業務、システムなどを統合していく作業のこと
  • 専門家活用類型…その作業を、外部の専門家にお願いするときに使える枠

つまり、「会社を譲り受けた後、専門家の力を借りて新しい体制を整えたい」というときに使える補助金なんです。

正式名称は「中小企業生産性革命推進事業 事業承継・M&A補助金(15次公募) PMI推進枠(PMI専門家活用類型)」。長いので、この記事では「PMI補助金」と呼ばせてくださいね。

押さえておきたい基本情報

  • 補助上限額:150万円
  • 補助率:対象経費の2分の1まで
  • 受付期間:2026年6月19日 〜 2026年7月24日
  • 対象地域:全国

※2026年5月時点の目安です。最新情報は必ず公式の公募要領でご確認くださいね。

自社で使えるかチェックしてみましょう

「うちでも使えるのかな?」と気になりますよね。主なポイントをやさしく整理してみました。

会社の規模感

いわゆる中小企業者等であることが条件です。たとえばこんなイメージです。

  • 製造業など:資本金3億円以下、または従業員300人以下
  • 卸売業:資本金1億円以下、または従業員100人以下
  • 小売業:資本金5,000万円以下、または従業員50人以下
  • サービス業:資本金5,000万円以下、または従業員100人以下

個人事業主の方も対象になりますよ。

その他の主な条件

  • 日本国内で事業をしていること
  • 法人なら、設立登記が済んでいて、3期分の決算・申告が終わっていること
  • 個人事業主なら、開業届を出して5年以上経っていること
  • 地域の雇用や経済に貢献している(あるいはこれから貢献する予定がある)こと
  • 反社会的勢力と関わりがないこと
  • 法令違反などの問題を抱えていないこと

「地域に貢献している」と聞くと身構えてしまいますが、地元で人を雇っている、地元の素材を仕入れている、地域の特産品を扱っているといった、ごく自然な活動でOKです。

この補助金を受けられたら、何ができる?

イメージを膨らませてみましょう。

たとえば、長年お付き合いのあった町工場を譲り受けたとします。社員さんも引き継いだものの…

  • 給与体系がこれまでの自社と違って、どう揃えるか悩ましい
  • 会計システムがバラバラで、月次がうまく回らない
  • 仕入先や顧客との関係を、どう引き継ぐべきかわからない

こんなとき、M&A後の統合に詳しい専門家に伴走してもらえたら、心強いですよね。

でも、専門家への依頼って、数十万円〜100万円以上かかることも珍しくありません。

PMI補助金を活用できれば、そうした費用の半分(上限150万円)まで国が後押ししてくれるんです。「専門家に頼みたいけど予算が…」とためらっていた方には、大きな味方になります。

申請の流れをステップで見てみましょう

初めての方向けに、ざっくりした流れをご紹介します。

ステップ1:公募要領を読む

まずは公式サイトから公募要領をダウンロードして、ざっと目を通してみましょう。「全部理解しなきゃ」と気負わず、最初はパラパラめくる感覚で大丈夫です。

ステップ2:GビズIDを準備する

申請にはGビズIDという電子証明書のようなものが必要です。取得には少し時間がかかるので、早めに申し込んでおきましょう。

ステップ3:事業計画を整理する

「どんなM&Aで、何を統合し、どんな効果を目指すのか」をまとめます。専門家のサポートを受ける場合は、ここから一緒に考えるとスムーズです。

ステップ4:Jグランツから申請する

国の電子申請システム「Jグランツ」から申請します。必要書類をアップロードしていく形です。

ステップ5:審査 → 採択 → 事業実施 → 報告

採択されたらいよいよ事業開始。完了後には実績報告や事業化状況報告も必要になるので、最後まで気を抜かずに進めましょう。

つまずきやすいポイントと対処法

初めての方がつまずきやすいところを、先にお伝えしておきますね。

つまずき1:締切ギリギリの申請は危険

申請期日の直前は、申請が集中します。書類に不備があった場合、事務局からの差戻しに対応する時間が取れず、そのまま不採択になってしまうことも。

対処法:5営業日前(2026年7月16日)までの申請が推奨されています。余裕をもって動きましょう。

つまずき2:第三者に有償で書類作成を頼むときの落とし穴

「忙しいから誰かにお願いしたい」と思うこともあるでしょう。ただし、有償で申請書類の作成を依頼できるのは、行政書士(または行政書士法人)だけと決まっています。

対処法:依頼するなら必ず行政書士に。証憑や委任契約書の提出も必要です。

つまずき3:過去の補助金実績がチェックされる

過去18か月以内に他の補助金を申請していて、賃上げ加点などの要件が未達のままだと、減点される可能性があります。

対処法:過去の補助金で約束した内容は、しっかりやりきっておくことが大切です。

まずは何から始めればいい?

「よし、検討してみよう」と思った方へ。最初の一歩はとてもシンプルです。

  1. 自社の状況を整理する…M&Aの予定や進捗、統合で困っていることをメモにする
  2. 公募要領を眺めてみる…完璧に読み込まなくて大丈夫。気になる部分から
  3. 相談相手を見つける…商工会議所、よろず支援拠点、行政書士、支援サービスなど
  4. GビズIDの取得を始める…時間がかかるので、ここは早めに

一人で抱え込まず、「これって対象になりそうかな?」のひと言から始めてみるのがおすすめです。

まとめ

今回は、PMI推進枠(PMI専門家活用類型)について、初めての方向けにお話ししてきました。

  • M&A後の統合(PMI)で専門家を活用するための補助金
  • 上限150万円、補助率は2分の1以内
  • 受付は2026年6月19日〜7月24日(5営業日前までの申請が推奨)
  • 中小企業や個人事業主が対象
  • 申請はJグランツから、GビズIDの準備を忘れずに

M&Aは“成立してゴール”ではなく、“その後の統合”が本当のスタート。そこに国がサポートしてくれる仕組みがあるのは、心強いですよね。

※本記事の情報は2026年5月時点の目安です。要件や日程は変わることもあるので、申請前には必ず公式の公募要領で最新情報を確認してくださいね。

📄 出典:PMI推進枠(PMI専門家活用類型)の補助金情報はこちら


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